永遠があるとしたら [日常]
ずーっと探していた物が、飼い猫がひっくり返した
荷物の中から見つかった。
思わず手にとり左指にはめてみる。
伸ばした手をダウンライトに翳して、キラキラと輝きを放つ
宝石にまた、心を奪われてしまう。
思い出をたぐり寄せながら、今となっては
夢の泡と消えてしまった、出来事なのに・・・
「今頃なぜ?」と小さくつぶやいた。
返さないままに、なっていたんだ~。
いわゆる給料の何ヶ月分・・・と言われる代物で、
水色の箱が印象的な、世界ブランドのリングである。
このまま置いておこうか~?
それとも、手放してキレイさっぱりと忘れるべき?
と思案しながら、今となっては、お金では買えない
「愛」と「思い出」だけが残るのみである。
私の誕生月のダイヤモンドは今も尚、輝き続ける。
これからも、永遠に・・・