男の隠れ家 [日常]
仕事仲間との昼食時の男性陣の会話が実に面白い・・・
「男には時々ガス抜きが必要なんだ。」
「誰にも知られない隠れ家がある。」
新人君を前にベテランの男たちが揃ってうなずいた。
一旦、外に出ると男は無数の戦士と闘う・・というのだから、
会社からの過剰な要求と、目的達成のための試行錯誤の毎日の中では
ストレスが溜まるのも想像できる。
「時にはな、皆で呑みに出かける以外に、
家族も仕事仲間も知らない自分だけが居心地のイイ場所がある。」
「路地裏に誰も知らないBARなんかがあるのよね~」
きっとそこには、少し悩ましく、妙に色艶がある、お店のママが待っていたり
浮気相手の部屋だったりするのか?と想像をめぐらせてしまう。
「そういうトコ連れて行ってくださいよ~」と新人君が言うと
「誰にも教えない。」
「特に、おまえにはな。」
皆がクスクスと笑う。
「100年早いよ!」と熟年カメラマンがいう。
皆にからかわれながら、新人君は、自分の存在も認めてほしいと
駄々をこねる子供のように、猛反発するが、先輩たちには、到底勝てるはずもない。
男達のそれぞれが生きた年月と、経験から自然と出てくる貫禄に
勝てない私も、そこにいる。
逃げ道は自分で作ろう~か、と妙に納得したりして。