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悪人・・・それは。 [休日]

平日の早朝から、前から観たかった映画を近くのシネコンまで
観に行くことに。

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「第34回モントリオール映画祭」でも、ノミネートされた邦画話題作「悪人」。
深津絵里さんと、妻夫木聡さんが出演しています。

本当だったら、今頃九州の空の下だったのに・・・と少しひとりごと
を呟いていると、映画館のスクリーンから流れてくるのは、
聴き慣れた九州の言葉(?)
へぇ~そうなんだぁ。と少しうれしくなります。

きっと九州の方々が聴くと、「福岡弁と長崎弁はちがうと!」と
怒られそうですが、でもね、本州の人が聴くと九州弁は同じに聞こえるのよ。

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ストーリーは、九州佐賀と長崎、福岡が舞台になっており
出会い系サイトで出会う、男女の愛と孤独と失望を
切々とつづる、ヒューマンドラマである。

殺害現場となるのは、福岡と佐賀の県境にある三瀬峠。

出会い系サイトで知り合って、見知らぬ通しが出会い
心と身体を交わす。
そして、破滅。(別れ)

そしてまた、出会う・・・の繰り返し。

よくある話のような、うそかまことか?と
思いを巡らせてしまう。

祐一(妻夫木聡さん)が乗る車は、白のスカイラインGT-R
ナンバープレートは 「長崎334み 33」。

祖父母に育てられた男子。

光代(深津絵里さん)は佐賀で暮らす、紳士服店勤務の独身女性。


どんな出会いであれ、出会いから生まれる心の底には、切なさがある。

光代が「本気で誰かと出会いたかった・・・・」と九州弁交じりで話す
その言葉には、けがれが無い。

そして、重要なキーワードの一つとなる「灯台」。

追い詰められて二人が行き着く場所、
刹那的な二人が温かく過ごし、かすかな希望とつかの間の幸せを
感じる場所が「灯台」である。

愛する人を守ろうとする心が芽生えるその瞬間は、親がわが子を
思うように、何にも変えがたく尊い。

九州にお住いの方には、見慣れた風景が見られるかもの
オススメの一作です。





 


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